2010年7月11日日曜日

Excelって印刷のことを考えていないと思う

みなさんは、Excelを使って印刷するケースが多いと思いますが、実は、Excelからの印刷では注意すべき点が沢山あります。
Wordなどでは、Wordのファイルメニューにあるページ設定で用紙サイズを指定すると、この用紙で印刷されます。プリンタドライバーの印刷設定に「用紙サイズ」や「原稿サイズ」などの設定がありますが、この用紙サイズを変えても、Wordで設定した用紙サイズで印刷され、印刷レイアウトはあまり変化しません。つまり、Wordでは、Wordで指定された用紙サイズで印刷のレイアウトが決定され、プリンタドライバによって変化することはありません。
一方、Excelでは、印刷指示を行った際に、プリンタドライバで設定した用紙サイズやExcelの[ページ設定]で指定した「用紙サイズ」に合わせて、Excelで印刷できる行数や桁数を計算して印刷します。Excelのページ設定で印刷領域から印刷ページ数を指定してレイアウトを決定する方法もありますが、印刷レイアウトは、プリンタドライバの能力(解像度・印刷可能領域サイズ・搭載フォント種類)によって自動的に変化します。
このため、プリンタドライバを変えてしまうと、思ったように印刷されないなどの現象が発生します。
Excelは、基本的にセルで計算するためのソフトであり、印刷に向いていないことを十分知っておく必要があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿