2009年12月23日水曜日

プログラミング言語について -Fortran-

この職業に就いてから多くのプログラミング言語について勉強しました。
Fortan、COBOL、PL/I、Pascal、アセンブラ、Basic、awk、Lisp、Prolog、VisualBasic、RPG、Perl、Java
などを使ったことがあります。これから、それぞれのプログラム言語について書きたいと思います。昔からのプログラミング言語を知ることで、過去の賢人がどのように考えて現在のような姿になったのか分かるかと思います。

今日は、まず、最初に触ったFortanについてお話しましょう。私は、あまりFortanを使ってプログラミングしたことはありません。大学の時の選択授業の「統計」でプログラミングで習った最初の言語になります。

プログラムは、偏差値を自動的に計算するものでした。当時は、今のように自分のパソコンなどなく、大学の計算センターで計算を依頼することになります。結果は、翌日に取りに行き、ストック用紙に印刷された結果を受け取るといったことになります。プログラムとデータは、当時は、パソコンのようなディスプレイ画面を自由に使用することができず、パンチカードに打っていました。

それまでCPU命令をそのまま記述するアセンブラ言語しかなかった時代に、IF文やDO文により手順を記述できるFortanは、高水準言語と呼ばれました。事務計算で利用されるCOBOL言語とともに、三角関数や指数関数が利用できるFortranは、科学技術計算で利用されました。

しかし、制御文としてDO文とIF文しか無かったために、do while制御やdo until制御を行おうとすると、必ずGOTO文が必要となりました。さらに、当時のプログラム開発では、フローチャートとよばれるチャートを使ってプログラム手順を記述することが標準されていましたが、GOTOを使うことで動作を制御することが普通に行われていました。私は、Fortranの最大の欠点は、この点であった気がします

しかし、大量のプログラムを開発する上には、いろいろな人が勝手にGOTO文を使うようになるとプログラムをメンテナンスすることが困難になっていくことが分かってきました。そこで、プログラム制御方法としてdo whileやdo untilなどようなプログラム制御方法の型が導入され、GOTOレス-プログラム(GOTOを使わないプログラミングスタイル)によりプログラム開発する構造化プログラミングが開発されました。私が、ソフトハウスに就職した時が、この時代になります。

そして、構造化プログラミングが可能な言語として、PascalやCなどの言語が開発されました。

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